「ブラックラグーン」 八本目

 今期トップクラスのこの作品も遂に最終話。タケナカ編二話ということで、捕らわれのプリンセス・ロックの奪還戦が描かれた。
 今回も良く出来たアクションものだったが、ラストが尻切れトンボ気味。タケナカが去っていくシーンで終了なのは、全体の締めとして微妙なような……。


 全体を通してみると、安定したエンターテインメントの良作といったところ。毎週、格好いいアクションシーンが繰り広げられ、安心して楽しく見られた。
 贅沢な話、優等生的すぎるというか、コンスタントに面白いだけでネタ度・インパクトに欠ける面もあったのだが、八〜十話に登場したロベルタさんにより解消された感じ。何たって、ターミネーターばりのアクションをするメイドさんですよ?
 ただ、ロベルタさん編に三話使ったせいで、ラストが前述のようになってしまったのも否めない。最終回にダッチ・ベニーが登場しないのはやはり寂しい。原作を読んでないんで良く分からないが、もう少し構成を何とかできなかったのかなと。