「ひぐらしのなく頃に」十話

 今回は「崇殺し編」二話。沙都子が学校に来なくなる〜昼食時、沙都子崩壊の辺りのお話。
 前回のお話でヒロインのはずの沙都子との絡みが少なかったので不安だったのだが、案の定、沙都子のために必死になる圭一に説得力がない。この先のことを考えるとなあ……。
 また、いつものカットカットカット〜で重要なシーンが省かれている。圭一が魅音に無茶を言って泣かせ、レナに怒鳴りつけられる一連のシーンはさすがにカットしちゃダメだろう。レナ萌えとか見せ場をカットはどうよ? というだけでなく、アニメでは沙都子を救うためあれこれ考えるシーンなしにいきなり殺人依頼する超展開になっている。どんなキレる十代だよと……。
 その辺や虐待されているはずの沙都子のかわいそ感が弱い点を除けば、沙都子の色を失った目は良かったし、ゲロシーンとその直前のおちゃらけモードのコントラストは上手くはまっていた。全体としてはそれほど悪くはなく、許容範囲ではある。
 とは言え、原作の省略の仕方がおかしなスタッフなんで、次回、レナの激怒(その二)をスルーして場面が変わっていたらどうしよう。そこまでカットされたら我慢できないかも。……不安だ。