読書メーターより七月の読書感想一覧

7月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1700ページ

屍鬼〈1〉 (新潮文庫)屍鬼〈1〉 (新潮文庫)
アニメ化を機に大作にチャレンジ。そこそこ死人は出ているものの、全五巻中の一巻ということで舞台となる外場村や住人たちの設定説明がメイン。前振りの日常パート群像劇が長くスローなスタートに多少ダレたのも否めないが、村を支配するロジックはなかなか興味深かったかな。ともあれ、閉鎖的かつ爆弾だらけの人間関係がどう酷いことになるのか楽しみだ。特に酒屋の息子や敏男母あたりは大暴れの予感。
読了日:07月15日 著者:小野 不由美



アンチ・マジカル 〜魔法少女禁止法〜 (一迅社文庫 い)アンチ・マジカル 〜魔法少女禁止法〜 (一迅社文庫 い)
魔法少女版「ウォッチメン」(らしい。)平和になり魔法少女が法的に禁止された世界で、非合法に活動を続ける魔法少女や陰謀を描いたお話。ネタ路線かと思いきや、魔法少女という力の恐怖やらグロやら世界の汚い部分やら、エグい展開テンコ盛り。夢のある魔法少女関連のネーミングとの対比するかのようなドロドロのシリアス展開がたまらない。一巻ということでいろいろ謎は残ったが、今年ベスト級の大満足。楽しみなシリーズがまた一つ増えたッス。
読了日:07月19日 著者:伊藤 ヒロ



僕は友達が少ない 4 (MF文庫J)僕は友達が少ない 4 (MF文庫J)
夏休み明け、一部ヒロインのいめちぇんありの4巻目。そろそろマンネリ感が否めないかも。毒舌ギャグもずっと聞いていれば慣れてくるし、インパクトが落ちてくるのも仕方ないのかね。肉や小鳩は相変わらず可愛いし、安定してそこそこ笑えるんだが……。まあ、次巻は肉×小鷹的に盛り上がりそうなので期待。
読了日:07月22日 著者:平坂読



ゼロの使い魔 19 始祖の円鏡 (MF文庫)ゼロの使い魔 19 始祖の円鏡 (MF文庫)
才人とテファがエルフに攫われ、砂漠編が始まる19巻目。これまでマジ空気だったテファのターン到来。ヒロイン参戦を果たすとともに、才人との胸ネタの絡みが延々続く。幸せ製造機云々の下りは頭悪すぎてワロタwww シナリオ的にもエルフ世界やキャラが掘り下げられ、ブリミルと虚無関連の謎も少しずつ明らかになりつつありと俄然盛り上がってきた。この調子でラストまで駆け抜けて欲しいところ。
読了日:07月24日 著者:ヤマグチノボル



猫物語 (黒) (講談社BOX)猫物語 (黒) (講談社BOX)
悪夢のようなゴールデンウィークの事件を描いた、羽川翼担当巻その一。正直、これまでバサ姐への異常扱いに違和感があったんだが、この巻で掘り下げられ大いに納得。化け物より怖すぎワロタ。その辺のドロドロやバサ姐とアララギさんの関係性などストーリー的に面白かった。月火ちゃんとの絡みも変態含めて楽しいし、シリーズ全体でも結構上位にくる満足度だな。
読了日:07月31日 著者:西尾 維新

読書メーター