『氷菓』 十二冊目

氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

古典部」シリーズ第一弾。省エネ主義を掲げる主人公・奉太郎は、姉の命令により古典部に入部することになる。知りたがりのヒロイン・えるに流されて日常系の謎を解いていくうち、文集『氷菓』にまつわる過去の事件が持ち上がって……というお話。米澤講演会に向けて読んでみた。(つまり読んだのは結構前)
 最初のいくつかの事件はそれほど印象的でもないのだが、メインの『氷菓』についての話は良かったかな。皆で資料を持ち合って、過去の事件についてあーだこーだ話し合うノリが好きだし、最終的な結論もやりきれないものでグッド。
 特に『氷菓』というタイトルの真の意味が最高。これだけでご飯三杯いけますわ〜って感じ。