『愚者のエンドロール』 十三冊目
- 作者: 米澤穂信,高野音彦,清水厚
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2002/07/31
- メディア: 文庫
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今回は映画内の殺人事件の真相についてあーだこーだ話し合う物語なわけだが、『氷菓』で扱われていた問題と比べ、よくある平凡な殺人事件なわけで……。題材をどっちでもいいやと感じてしまったため、イマイチはまれなかった。
とは言うものの、物語自体の真相は良かったかな。ホームズ作品を使った伏線には納得したし、ほろ苦風味で、青春ならではのミステリだった。
あとは最終章「エンドロール」のやりとりか。某人物は格好いいし、えるの言葉で締められる最終ページの流れも良かった。や、私は好きな人なんだけどね。