「ひぐらしのなく頃に」 二〜四本目

 某有名同人ゲーのコミカライズ。どのマンガ家も原作ファンなんで、某ギャグアニメと違い真面目にコミカライズ出来ているかな。音楽・SEがないんで怖さが減っているが、その辺は仕方がないでしょう。

 三作品中、もっとも画力が弱いかも。キャラは可愛くかけているんだが、圭一が恐怖するシーン(ドアの指つめシーンとか)がギャグマンガのカットに見える、レナの豹変がどうみても爬虫類です、ありがとうございましたって感じでホラー的にはもう一歩。 まあ、ラストのガリガリは良かったんで、連載中にだんだん上手くなっているようではある。
 続く、「罪滅し」にも期待。


 少女マンガ風のタッチで、画風的にはコミカライズで一番好きである。これまたホラーシーンがイマイチで、あのお方のホラー顔が微妙な感は否めないし、それまで数ページの演出(その辺は良い)で盛り上げてきた恐怖感を台無しにするラストのページは、やっちまった感は否めない。
 また、レナに殴られるシーンもなかったのは寂しいし、レナの解釈も私と違うかな(私は入れ替わりに気づいていた派)。
 とは言え、血に汚れた人形のカットは良かったし、キャラが……というかメインヒロインである詩音が凄く可愛いんでよしとしよう。続く少女マンガ「目明し編」にも期待。


 とりあえず厚い。
 コミカライズとしては三つの中でトータルバランスが最も良かった。沙都子は可愛くかけていたし、鬱展開もちゃんと再現できていたかな。某ギャグアニメでスルーされていた、KOOL化の描写・最終話・犠牲者リストがちゃんとあって安心である。ラストのページはやややっちまった感があったが、それをほど酷くもないし。
 あと、私としては野球で沙都子がホームランを打っているシーンの絵が好きだったりする。