『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』 二十七冊

われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う (文春文庫)

われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う (文春文庫)

 日本初「お笑い哲学者」によるエッセイ第二弾。当たり前のことだがやっていることが前回と一緒なので、前ほどのインパクトはなく微妙に感じた。読み方を間違えてしまったかな……。個人的に合わなかったイギリスに関する話が延々と続いたので、かなりだれてしまった。
 とは言え、愉快なテキストは健在である。今巻ではミステリ好きとして「『犯人は誰だ』本格物ミステリ」を推したい。フーダニットでよく使われる消去法に対するツッコミにワラタ。
 このシリーズは数ヶ月周期で読んだほうがよさそうだ。