『美しき拷問の本』 二十八冊

美しき拷問の本 (角川ホラー文庫)

美しき拷問の本 (角川ホラー文庫)

 部屋にあったら危険人物と思われるかもしれない拷問の本。四部構成で一部では残酷な支配者たちのエピソード、二部ではジャンヌダルクなど処刑された人々のエピソード、三部では魔女狩りやギロチンについての基礎知識、四部では古今東西の拷問の紹介がなされている。内容的にはためになるものの、文章がイマイチなのもあって微妙だった。
 私はギャルゲにおける邪悪ヒロインは好きなのだが、本書に登場するような拷問大好きの支配者たち(エリザベート・バードリとか)にはいまいち反応しない。ただ狂っているだけというか頭が弱く感じるのかもしれない。