『吸血鬼のおしごと』四巻 二十六冊目

「ファンタジー・コメディ」なはずの鬱ファンタジーシリーズ第四弾。作所の技術が向上しているのか読者が慣れたのか、はたまたネコパートが控えめだったからかは不明だが、巻数を増すごとに読みやすくなっている。戦闘シーンは相変わらず読んでもイメージしにくかったが、そこは仕様と諦めよう。
 今巻では主人公の元カノ「上弦」が登場。「舞」の「――そいつのこと殺したくなっちゃうかも」発言とともに萌えた。修羅場っ子はやはり好きだ。これ以降はさらなる活躍が見込めるだろうから、個人的にどうでもいい「レレナ」がメインヒロインっぽいこと、主人公がモテる理由が分かりかねることは仕様と諦めよう。