『電波的な彼女〜愚か者の選択〜』 一冊目
- 作者: 片山憲太郎,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: 文庫
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今巻ではメインヒロイン・雨に続く電波さんとして、彼女の友人二人(雪姫・円)が初登場。サブキャラとしては良いんだが、特に萌えはしないんでこのままハーレム化していっても安心である。
雨とジュウの問答や、ジュウのモノローグなど青春やっちゃってる感は健在。ジュウが「楽しいということ」・「楽だということ」はなにかと問い、雨が「望みが叶うこと」・「望みを捨てること」だと答えるとか、そういうノリは萌え萌えですね。
ストーリー的には、えぐり魔の事件だけあって結構えげつないが、直接的なグロ描写はないので鬱メインって感じ。事件の真相は意外かつ、実にやりきれないものだった。タイトルに込められた意味もなるほどなと。
特にラスト付近(262ページ)の雨のセリフが印象的だったかな。ああいう受け答えが出来る雨に痺れました憧れました。