『新・世界の七不思議』 四十八冊目

新・世界の七不思議 (創元推理文庫)

『邪馬台国はどこですか？』に続く、歴史上の謎に新解釈を与えるシリーズ第二段。前回が日本史だったのに対し、今回はアトランティスなどの世界の七不思議を扱っている。解釈以前の、個々の謎に関する説明は分かりやすくためになるかも。
　ストーンヘンジとピラミッドの解釈に関してはなるほどと思ったが、何故か日本に絡めようとしてお寒いことになっている。ピラミッドの日本版が店先の盛り塩など、高出力の電波を飛ばしているとしか……。探偵役・宮田の最終的な結論は鯨流のギャグなんだと思いたい。私とは芸風が合わないけどさ。