『降魔弓事件』 三十七冊
- 作者: 太田忠司
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/06
- メディア: 文庫
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前回の『月光亭』では犯人指摘の根拠が薄弱だと述べたが、今回はもっと酷い。一応はロジックになっていた前回とは反対に、今回のエスパー推理は「この事件で得するのはあんただけ→あんたが犯人だ」というもの。殺人ウイルスに対抗して防護服を作りました。ただし全身網タイツみたいな?
さらに、何一つ証拠がないからって、「そんなものが出るわけがないだろうが! 昨日は別の服を着ていたんだから!」とか犯人に叫ばせて自白認定するのはやめてください。それだけが私の望みです。