「君が望む永遠」 十一本目

 有名エロゲの黒歴史アニメ。第一章を二話で片付けたときはどうしようかと思ったが、全体的には及第点か。遙萌えとしては絵本が出てくると自動的に感動するのです。原作ではスルーされていた空白の三年間を描き、扱いの悪い水月にスポットを当て、新たな見せ方で物語を再構成したと考えるとそれなりに評価できるし。
 とは言え、ぐだぐだぐだぐだぐだぐだぐだぐだぐだぐだぐだぐだ悩むのが原作なんで内面描写がほとんどないのは寂しかったかも。原作をやっていないと説明不足に感じるところもあったし。あと、トゥルーである水月シナリオがベースなのは遙の見せ場が多い上、コンセプト的にも正しいのだが、水月に萌えないものは萌えないのだった。
 それから、おまけのあゆまゆ劇場も良かったかな。あゆがパン理論の編の台本練習をして、あんたの出番はないからとツッコまれる話と、あゆまゆで「夜空に星が瞬くように〜ヒッヒッヒ〜」と魔女ごっこする話は好きである。